“Gathered Petals” is my first piano solo album.  I composed plain short pieces, which were compared to flower petals, instead of magnificent styles of maestros.  Also I played a piano not like a confident virtuoso but as a naive child touching keyboards for the first time.  Through these concept, I had been pursuing the music of origin, and the origin of music.

01. Petals#1
02. Petals#2
03. Petals#3
04. Petals#4
05. Canon
06. Petals#5
07. Petals#6
08. Still
09. Petals#7
10. Petals#8 (fluttering down)
11. Petals#9 (whirl up)

All music composed and performed by Shintaro Tanaka
Mixed and Mastered by Daisuke Fukuda (a.k.a.whoo)
Cover illustration : Makiko Umigishi


作曲・パフォーマンス・ラジオ放送ーグレン・グールドの再来。
(社会学者/小川(西秋)葉子)


この作品集は、私にピアノを”鳴らす”ということを教えてくれました。
彼は「自分はピアノは上手ではない」と言います。
いわゆるピアニスティックな曲でなくても、ピアノを使い「響き」をつくり出すこともピアノを用いて作曲するとき重要なアプローチのひとつです。
古典的な西洋クラシックにおいては、「響き」とは和声を意味しており、メロディー(旋律)も和声進行の上に構築されるものであり、和声進行こそが音の進むべき道を示すものです。
この作品集でも、バッハやブラームス、サティを思わせる音使いなど西洋クラシックへの憧憬が感じられます。
しかし彼の曲はメロディや和声でドラマチックに時間を構築するのではなく、彼の「耳」によって一つ一つの音が選ばれそこに鳴る理由を与えられているように感じました。自分の弾いた音を、その響きを噛み締めるように演奏しているの目に浮かびます。
ソステヌートペダルを用いたPetals#7、やディストーションギターをオーバーダビングしたPetals#6は幻想的な響きをつくり出しており「響き」へのこだわりを強く感じます。
「Gatherd Petals」、響きに耳を澄ましながら音を丁寧に置いていく繊細な感性に満ちています。
(作曲・編曲・ピアノ/酒井麻由佳