7月、静かの基地としてはじめてのアルバムのレコーディングをecho and cloud studioにて行いました。このアルバムには石川高さんに笙と竽の演奏、朗詠と全面的にご協力いただき、豊かな音像に仕上がっています。(笙や竽という楽器のこと、朗詠のご紹介はまた今度)

 一部を除き、ほぼ全ての曲が田中・堀坂・石川の三者による一発録りです。緊張感の伴うレコーディングでしたが、エンジニアの松井敬治さん(the primrose)が綺麗に録ってくださいました。

 アルバムのことを今日から少しずつ発信していけたらと思います。まずは、スタジオのこと。

 せっかくレコーディングするならば、無菌室のようなスタジオよりも、代替できない場で録りたいと思っていました。echo and cloud studioは閑静な住宅地の一角にあり、陽の光が差し込む、ゆっくり深呼吸したくなるような場所。確かに爆音での演奏はできないし、外をバイクが通りかかればやり直し、なんていうことも。けれど代わりに今作では小鳥たちのさえずりがこっそり収録されています。

 この録音に対する姿勢は昔から大事にしてきたこと。その根拠となるのは、サウンドスケープという思想。サウンドスケープとはフィールドレコーディングに始終するものではなく、音の意味を見つめる姿勢そのもののことなのです。

 ところで、松井さんはエンジニアではなく本業はアーティストの方。

 

 What A Wonderful Worldの歌詞がなんだかスタジオでのひと時に通じるように感じるのです。