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Thanks for coming to our release party!

先日は静かの基地「つきのふね」発売記念コンサートにお越しいただきありがとうございました。
(ご挨拶までまたすこし時間が空いてしまいました・・・)

お越しいただきましたみなさま、3日満月のおふたり、松井敬治さん、saravahのスタッフのみなさま、飯塚さん、ほんとうにありがとうございました。

レコ発の船出として3日満月のおふたりに演奏していただいた『帆』が本当に嬉しかったです・・・

 

静かの基地としては一昨年の9月以来のライブ。

亀の歩み、牛の歩み。

この道が正しいものであるか、問いかけながらすこしずつ進んでまいります。

Under the mat

2月に絵本と朗読のコンサートをさせていただいた中目黒のカフェ「Under the mat」が朝日新聞の記事になっていて、ご紹介しようと思ってすっかり時間が経ってしまいました。。。

http://www.asahi.com/and_w/articles/SDI2018041871591.html?iref=sp_ss_date

古いピアノ、たくさんの絵本とぬいぐるみ。おとぎ話のような世界だけれど、雑居ビルの2階にひっそり佇む様はとても慎ましやか。

コンサートも、繊細な気づきに満ち溢れたものになりました。

ところで、コンサートで朗読を担当してくださった平岡美保さんは、劇団の役者さん。

http://www.bull-japan.com/

子どもたちもたくさん見にきてくれて、すこし特殊な音楽もあったけれど興味津々に聞いてくれて嬉しかった。

コンサートの日は、桜はまだ早いね、なんて話していたのがつい昨日のことのよう。

もうすぐ初夏の気配、季節はめぐりゆきます。
(年月は新たなれども人は古りゆく)

アンコールワット

先日、代々木にある「アンコールワット」というカンボジア料理専門店に行ってきた。お店の外観から相当に本場の味なのではないかと思ったが(そして本場の味を知らないので比較できないけれど)私たちの舌にも合う、とても美味しいお料理だった。

アンコールワットもそうだったのだが、インドカレーをはじめとする外国の料理屋さんは多くの場合、その国から従業員が働きにきていることが多い。そして彼ら・彼女たちはたいていにこやかに働いているものだ。

海外から働きに来る人はみんなにこやかに働いているものなのか。そう思ってみると、牛丼チェーンでは実につまらなさそうに不機嫌そうに働いていたりする。(私がそれで嫌な思いをしたりすることはないのだけれど)ただ、どうせ働くなら楽しく働いた方が幸せだろうな、と思うのだ。

どうせ働くなら楽しい方がいい。ただ、みんなが毎日をアンコールワットの店員のように楽しく働いて過ごせるものではない。むしろほとんどの人が毎日大変な思いをして働いているのだ。お酒を飲むのは楽しくて好きだけど、金曜の終電には一週間の辛さの変容が垣間見えて、すこし切なくなる。

さて、作曲も同じなのではないかと度々思う。芸術家の苦悩が礼賛されることが多いが、苦しむよりは素直に作れるものの方が良い。もしかすると、辛い思いをしてこしらえた作品は受け手にも不愉快な思いを与える可能性だってあるのかもしれない。

Manatee

Manateeというアンサンブルを仲間と作り、昨年から少しずつ練習を重ねている。正式に動くかわからなかったので書いてはいなかったけれど、もう夏前にはお披露目できる水準になってきた。

アンサンブルをはじめようと思ったきっかけは、去年の夏「静かの基地」のレコーディング。クリックに合わせて録り重ねるのではなく、同じ時間を演奏で共有するという体験が、演奏すること・音楽をつくることの原点に立ち返る試みへと向かった。

DTMで誰でもソフトシンセを立ち上げてオーケストラでもロックバンドでも作れるようになった。それはフランケンシュタインのようなものだ。別に広がる可能性があると思う。

練習の折、渋谷のサイトウスタジオが3月いっぱいで閉まることを知った。リハスタだけど機材を持ち込んでレコーディングに使ったこともあった。おそらく、まだ学生の頃。帰り道、宮益坂を下るとヒカリエの向こうに大きなビルが建っていた。昔、東急百貨店の屋上で動くパンダのおもちゃに乗る子ども達を横目にのんびり過ごすことにハマっていた時期もあったが、今はもうない。なじみの街の景色も書き換えられてしまう。

人生フルーツ

ポレポレ東中野で『人生フルーツ』を観た。

建築家として高度経済成長期に経済合理性の中で叶わなかった、理想の暮らしとその実践がいま注目を浴びていることは「スローライフ」の文脈に回収することもできるかもしれない。

ただ、中盤からはそんな理屈とは関係のない水準で頬を伝う涙が止まらなかった。

この映画はスローライフ推奨や田舎暮らしの礼賛ではない。
純粋な、身の回りの物事を原始に立ち返り丁寧に向き合う誠実な生き方の姿なのだ。

果物や野菜ひとつひとつ、あるいは小鳥の水場となっている水盤に立てられた小さな黄色い看板。

私たちは、そうやってひとつひとつの物事に、あの黄色い看板を立てることができているだろうか。

http://life-is-fruity.com/

Happy New Ears!

昨年は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は、静かの基地として担当した映画音楽に始まり、春から梅雨にかけてSaravah東京でのピアノソロと教育関連の広告音楽。夏から冬にかけて静かの基地のレコーディングとリリース準備、年末は映画音楽(もうすぐお披露目!)。一度きりではなくこの先も続く出会いや試みに、今年も非常に楽しみにしています。

昨年末の大掃除(結局、途中で中断したのですが)で初めて断捨離というものを敢行しました。
なにぶん、あまりにも捨てられない性格なゆえに中学生の時にライブハウスでもらった謎のメロコアバンドの缶バッジなんかも全て無造作に仕舞ってある有様なのです。

捨てるか捨てまいか、と化石(例えば2009年のツタヤで借りたレシートを眺めながら、ああ震災前のレシートなのだなあと思ったり)と向き合う中で、結局不要すぎるものは捨ててしまったのですが、古い物に喚起されて立ち現れる過去はどれも反省が入り混じって、それはそれは感傷的なひと時でした。

大掃除のお供としてずっとラヴェルばかり聴いていたのですが、お気に入りのひとつが古風なメヌエット(Menuet Antique)。

そしてふと、私もここ最近古めかしいものへの興味が芽生えているな、と思ったのです。例えば、夏のレコーディングで訪れたecho and cloud studioの松井さんが乗っていらっしゃる素敵な(しかし、それは古めかしい)ボルボの車。2月のライブで演奏予定の古いピアノ(100年ものとのこと!)。たまに行きたくなる渋谷の名曲喫茶ライオン。そして、突然ハマったペリカンのおもちゃ万年筆。

けれど、古い車にはない最新テクノロジーで防げる事故もたくさんあるし、私だってiPhoneを持っていて、音楽はLogic Proでこしらえています。ただ、古いものと向き合うことはテクノロジーと向き合うことのコインの裏表のようなもののように感じるのです。(ラヴェルがいにしえの音楽に関心を持ちながら新しい音楽を作ったように)

故きを温ねて新しきを知る。音楽は道のようなもの、今年も邁進してまいります。

まずは、今年は静かの基地のアルバムが発売になります。
演奏活動は2月から。もうすぐアナウンスできるはずです。

ダンス・ダンス・ダンス / 眞田風雲録

様々な国の音楽を紹介するサイトbeehypeにて、「静かの基地」でコーラス参加した毛玉というバンドのアルバムが紹介されています。
http://beehy.pe/kedama-shiawaseno-maho-japan/

コーラス参加曲「ダンス・ダンス・ダンス」のPVも素晴らしいので、ぜひご覧ください。

 

昨日は青年座スタジオ公演「眞田風雲録」へ。
音楽劇ということで、ステージ奥には生演奏のトリオ。
(緊張感が持続した見応えのある舞台でした。)

静かの基地、少しずつアルバムお披露目に向けて準備中です。

『静かの海』のこと

田村凌一さんの監督作品、『静かの海』がYoutubeで全編公開されている。

音楽は私と関向弥生さんのシーンごとの分担。
私も台本の読み合わせから立会い、熟考を重ねた音楽だった。

教室で女の子が教科書を読み上げるシーン。
表面上は穏やかな学校の生活だが、そこで読み上げられているのは宮沢賢治の無声慟哭。

この映画を前にして、小手先の技術から作られる音楽には何の力もないことに気づいた。

よくできただけの音楽を離れて ひと月の間、静かの海と向き合って
やっと書けたテーマは ドとレの 短2度。 それだけだった。

とり・いぬ

先日、鳥がテーマのグループ展を観に恵比寿のギャラリーまぁるへ。

(またしても筆が遅く、先週末までの会期でした・・・)

ガラス絵や版画など様々な方法で色とりどりの鳥が表現されていて、中でも印象深かったのはトリノコさんのヨガするハト。

バターミルクペイントという自然塗料、はじめて見たのですが非常に優しい色彩でした。

その後、秋めいた風に誘われて恵比寿からゆっくり表参道まで歩き、malamuteの展示会へ。

ニットの質感がどことなくバターミルクペイントにも通い合うように思いました。そういえば、malamuteのデザイナー小高さんは静かの基地のライブにお越しいただいたこともあるそう。バターミルクペイントやニットのような、やわらかいピアノが弾けないものか、とぼんやり考えるのです。

繊細で綺麗なひと、ものに触れた1日のこと。

7月のレコーディング

 7月、静かの基地としてはじめてのアルバムのレコーディングをecho and cloud studioにて行いました。このアルバムには石川高さんに笙と竽の演奏、朗詠と全面的にご協力いただき、豊かな音像に仕上がっています。(笙や竽という楽器のこと、朗詠のご紹介はまた今度)

 一部を除き、ほぼ全ての曲が田中・堀坂・石川の三者による一発録りです。緊張感の伴うレコーディングでしたが、エンジニアの松井敬治さん(the primrose)が綺麗に録ってくださいました。

 アルバムのことを今日から少しずつ発信していけたらと思います。まずは、スタジオのこと。

 せっかくレコーディングするならば、無菌室のようなスタジオよりも、代替できない場で録りたいと思っていました。echo and cloud studioは閑静な住宅地の一角にあり、陽の光が差し込む、ゆっくり深呼吸したくなるような場所。確かに爆音での演奏はできないし、外をバイクが通りかかればやり直し、なんていうことも。けれど代わりに今作では小鳥たちのさえずりがこっそり収録されています。

 この録音に対する姿勢は昔から大事にしてきたこと。その根拠となるのは、サウンドスケープという思想。サウンドスケープとはフィールドレコーディングに始終するものではなく、音の意味を見つめる姿勢そのもののことなのです。

 ところで、松井さんはエンジニアではなく本業はアーティストの方。

 

 What A Wonderful Worldの歌詞がなんだかスタジオでのひと時に通じるように感じるのです。

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