Gathered Petalsをリリースして、もうすぐ2年。その頃に考えていたことは、今とはすこし異なるので、Gathered Petals#2と題してピアノソロ第二弾を作曲していました。結果的には、アップデートを試みるつもりが、同じことをしていることに気づいてすべて破棄。そんな師走の作曲だったけれど、Petals#2の予告だけは書いてしまおうと思います。ピアノソロはひとつのライフワークのようなものなのです。

Arve Henriksenというトランペッターのアルバムを聴きながら、身体から離れずに作曲する方法について考える。作曲してしまうと、身体からすこし距離ができてしまうように感じるのです。身体に委ねて演奏するための方法として、モートン・フェルドマンのアバウトな楽譜や高橋悠治さんの断片を選んで弾くものもの、ケージのタイムブラケットなどを見返してみる。弾いてみる。Petalsも、「身体」をひとつのキーワードとして考えてみる。

石川高さんに笙の演奏法や朗詠について、ご説明をいただける機会に恵まれました。石川さんは笙の演奏家ながら、古典だけでなく外の世界にも精通されていらっしゃるので、メシアンの「我が音楽語法」の話で盛り上がったり。伝統音楽を楽理的に分析しようとしてしまう私に、石川さんから至宝の一言。伝統音楽は、その音楽が演奏されていた時代のことを学ぶことが理解につながりますよ、と。そういえば、その頃の暮らしや価値観に思いを馳せて、源氏物語や枕草子を読んだこと、なかった。博学な石川さんからは、七夕のことも教わりました。なぜ、「七夕」で「たなばた」と読むのか。乞巧奠や棚機女の話。それから、石川さんがシュトックハウゼンの「歴年」という邦楽器のための曲を演奏したときの話。

BGMを担当したアプリが人気なようで、うれしい限りです。
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写真は、その作業中のひとこま。