memorandum 2021-10-06

夕暮れは大きな書物だ

季節の変わり目だからなのか、心身ともに調子の優れない日が続いていた。9月は雨降る度に涼しくなっていった。それでも晴れた日の夕暮れは美しかった。雲が北から南へ秋を運んでいた。心の休まらない様子を「生きた心地がしない」と例えるが、夕暮れを見上げるひとときは生きた心地に包まれていた。「夕暮れは大きな書物だ」(谷川俊太郎)

ドライブ・マイ・カー

最近のことをいくつか書いてみる。ドライブ・マイ・カーをシネクイントで観た。席が間引いてあり通路も広いので落ち着いて映画を観ることができた。映画館は好きだけど、昔から中央の簡単には出れない席になってしまうとそわそわして体調が悪くなってしまうこともあった。だから通路が広いのは嬉しかった。映画も素晴らしくて、石橋さんの音楽とsaabのエンジンの音、それから東京の雨と瀬戸内の快晴、北海道の雪。映像も音楽も美しかった。舞台が瀬戸内に移ったあたりから、saabの色が原作から変わった理由がわかったような気がした。余談だけど「寝ても覚めても」では北海道までたどり着かなかったから、今作ではたどり着いて良かったな、と安堵したり。ところで台本をあえて無表情にゆっくり淡々と読む稽古はお芝居の世界では一般的なのだろうか。音楽にたとえて、一定のテンポで同じダイナミクスでゆっくり弾く練習をしてみようと思ったり。

最近の活動と満月のリハーサル

夏からギターで参加しているgoat eats poem.はスタジオで着々と次に向けた練習。みんなで音楽を作るプロセスが、一周まわって新鮮で楽しい。もうずっと使っていなかったエフェクターを持っていく、例えばRAT2。スタジオで少し音程のことを聴き取れただけで耳が良いと言われるけど、みんな楽器の音色だったり、リズムの細やかな揺らぎだったり、違うベクトルでそれぞれの耳の良さがあると思った。

月末は満月カルテットのみんなで久しぶりにリハーサル。夏から秋にかけて2本ライブが流れてしまったけど、やっぱりライブが楽しいグループだと思いながら音を合わせる。はやく安心してみんなの前で演奏できる日が来ることを願って。最近エフェクターを減らしていて、この日もディレイひとつ(といってもLINE6の大きなディレイなのだけど)足元のペダルは少ないほうが、手元に集中できるので良い結果に繋がることが多い気がする。

ちょっとだけ、リハーサルの様子をどうぞ。

バディヤ!

それから誕生日もあった。1年を振り返って、本当に色々な方に支えられて作品の発表を続けられた1年だったと思う。今年も誕生日はSeptemberを聴く。”Do you remember the 21st night of September?”と、たまたま誕生日の出来事が歌われているのだ。コロナはきっと滑走路、助走をつけてより良い世界に来年はみんな羽ばたけますよう。

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